私たちが考える課題と支援
地域で孤立する子ども・若者のために
子ども・若者が抱える困難は数多く存在します。
しかしそれらの困難そのものに加え、そうした困難が「社会の中で見えづらくなっている」こともまた私たちが直面する課題の一つです。
平成28年の国民生活基礎調査によると、わが国で相対的貧困(※等可処分所得の中央値の半分以下の所得で生活すること)の状態にある子どもは13.9%、およそ7人に1人の割合で存在すると言われています。
しかし、いざ私たちが自身の生活をかえりみた時、貧困状態にある子どもがそれだけの割合で存在していると身をもって実感することはあるでしょうか。
朝晩に子どもたちの通学風景は目に入っても、不登校や引きこもりで誰とも関わることができず自宅の中で孤立している子ども・若者が存在すると感じることはむずかしいのではないでしょうか。
生きづらさを抱えた子ども・若者は、その困難やSOSのシグナルをなかなか自分から表に発することができません。
この悩みをどうしたらよいか分からない──そんな不安や孤独感を解消するためには、“地域の中に自分を認め、受け止めてくれる居場所がある”という安心感が何よりも必要です。
私たちさいたまユースサポートネットは、さいたま市という“地域”に根差した活動を続けて8年目に入りました。
これからも貧困をはじめとする様々な困難を抱えた子ども・若者とその家族の皆様が安心して相談できる“地域の居場所”であり続けることが私たちの使命です。
さいたまユースの「いま」と「これから」
私たちさいたまユースサポートネットは、様々な困難により居場所がなく将来への不安を抱えた子ども・若者たちへの支援として現在さいたま市を拠点に5つの事業を展開し、2018年度からはさいたま市内で新たに複数の居場所をつくります。
たまり場
さいたま市外に居住する方でも30歳代までの方であればどなたでも利用できる地域の居場所です。学習支援や交流をメインに活動します。
さいたま市学習支援教室
さいたま市からの委託による、市内在住の生活困窮世帯の中高生に向けた学習支援事業です。
さいたま市若者自立支援ルーム
さいたま市が設立する、平日昼間に常設された居場所です。地域の方々のご協力も得て、日替わりで各種プログラム・イベントなどを実施します。
これらの事業はすべて無料でご利用いただけます。(※一部イベント等を除く)
「自分の困りごとを解消するにはどれを利用したらよいか分からない……」という場合にも、まずはお気軽にご相談ください。スタッフが丁寧にご案内いたします。
また、これら5つの事業に加えて地域の行政や民間企業などと連携した新たな事業の創設も日々模索しています。2018年5月からは、さいたま市内で複数の居場所(高校中退者、外国人の若者など教育の支援を受けていない若者たちを対象)をつくる予定です。
セーフティネットの狭間にこぼれ落ちてしまう人々をつくらないために、地域のニーズに応じた多様な事業を展開することで子ども・若者の「いま」と「これから」を支援します。
地域の中で困っている子ども・若者に気づいたら?
このページをご覧になっているあなたも、子ども・若者とさいたまユースをつなげる大切なサポーターの一員です。
地域で困っている子ども・若者やそのご家族、関係者の方々がいらっしゃいましたら、「まずはさいたまユースに相談してみたら?」とお気軽に私たちのことをご紹介ください。
“さいたま市の子ども・若者支援といえばさいたまユース”
地域の皆様にそう認知され、信頼していただけるように、私たちはこれからも活動を広げてまいります。
さいたまユースサポートネット団体概要
| 団体名 | NPO法人 さいたまユースサポートネット |
|---|---|
| 所在地 | 〒337-0052 埼玉県さいたま市見沼区堀崎町12-39 |
| 連絡先 | TEL:048-829-7561(事務局) 048-829-7562(学習支援教室) FAX:048-829-7563 |
| 代表者 | 青砥 恭 |
| 設立 | 2011年7月 |
| スタッフ | 41名 |
| 採用情報 | こちらよりご確認ください |
スタッフ紹介
さいたまユースサポートネットを運営するスタッフ
代表者 青砥 恭(あおと やすし)
経歴
鳥取県出身。20年間、埼玉県で県立高校の教諭。その後、関東学院大学、埼玉大学などで講師。現在は明治大学で兼任講師(教育学、教育社会学、教育法学)。「子ども・若者の貧困と格差」を教育と持続的な地域づくりという視点から研究している。
2011年7月に特定非営利活動法人さいたまユースサポートネットを長年、ボランティア活動を一緒にしてきた友人たちと設立。その後、さいたま市で学習支援、居場所づくり、就労支援など若者たちの包括的支援のネットワークと地域拠点をつくる活動をしている。2016年からは、「全国子どもの貧困・教育支援団体協議会」の代表幹事も務める。
教育と格差、子どもの貧困、地域づくりにかかわる論文は多く、現在も朝日新聞(埼玉県版)の「まなぶ」「はぐくむ」シリーズで、子ども・若者、家庭、教育、地域に関するコラムを5年にわたって連載している。そのほか、2009年、「NNNドキュメント 高校中退」、2014年、「NHKETV特集 本当は学びたい」、2016年、「NHKETV戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか」の教育編などドキュメンタリー番組、2016年、「NHKニュース深読み」の不登校特集などニュース報道番組や新聞報道で、その活動や知見が多数紹介されている。
著書
『日の丸・君が代と子どもたち』(岩波書店)
『ドキュメント高校中退』(筑摩書店)
『若者の貧困・居場所・セカンドチャンス』(編著 太郎次郎社エディタス)
『ここまで進んだ!格差と貧困』(共著 新日本出版社)
『続 移行支援としての高校教育』(共著 福村出版) など
副代表 金子 由美子(かねこ ゆみこ)
経歴
愛知県出身。元埼玉県内公立中学校養護教諭。日本思春期学会理事、“人間と性”教育研究協議会代表幹事、NPO法人チャイルドライン支援センター理事ほか、性教育の研究グループや子ども支援組織の理事・役員を多数務める。さいたまユースサポートネットには設立当初より理事として携わり、2016年より副代表、さいたま市学習支援事業運営責任者となる。
埼玉新聞、共同通信、信濃毎日新聞、読売新聞、『月刊生徒指導』『月刊教育相談』等、新聞雑誌への連載を多数持ち、現在は読売新聞「先生の相談室」回答者。また、『季刊セクシュアリティ』副編集長、埼玉大学非常勤講師、東京母子保健研修センター助産師学校講師も務める。
著書
『自立クライシス 保健室からの思春期レポート』(岩波書店)
『みんなのノート』(大月書店)
『思春期の育ち直し』(エイデル研究所)
『思春期ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)
『ミラクルエイジ』(共著 子どもの未来社)
『思春期サバイバル』『思春期サバイバルQ&A』(共著 はるか書房)
『保健室の恋バナ+α』(岩波ジュニア新書) など
副代表 辛 芳典(しん ほうてん)
経歴
1978年生まれ、台湾嘉義市出身。国立台北芸術大学、国立台南芸術大学研究所(大学院)で現代美術を学ぶ。油絵専攻。2011年に来日後、特定非営利活動法人さいたまユースサポートネットの立ち上げに携わる。たまり場やさいたま市若者自立支援ルームで、子供・若者たちにデッサンを教えている。特定非営利活動法人さいたまユースサポートネット理事、さいたま市若者自立支援ルーム責任者。
アクセス
さいたまユースサポートネットへのアクセス
〒337-0052 埼玉県さいたま市見沼区堀崎町12-39
Tel: 048-829-7561
Fax: 048-829-7563
Mail: saitama.yn@gmail.com




